特集|ワークショップ 6月のワークショップ 梅しごとvol.1 私の梅の思い出編
6月に入るとスーパーや八百屋さんの軒先で
ころんと可愛らしい青梅を見かけます。
日本は南北に長いので、
だいたい1か月くらいは梅しごとを楽しめますが、
なんだかんだ忙しくしていると1か月なんてあっという間。
夏に梅を楽しむために
それでも夜なべしながら(もしくは早起きして)
梅酢や梅シロップを仕込んでおくと
これから来る暑い夏が少し楽しみになったり、
キッチンにいくつも保存瓶が並んでいるのをみるたび、
なんだか心底ほっとするのです。
「私の味方がそこにいる!!」
そんな大げさなと思うかもしれませんが、
同感いただける方もいたりして。
梅しごとは母の思い出
そもそもこの時期恒例の梅しごとですが、
実家にいたころそれは私がすることでなく
母の仕事でした。
この時期になるとなにやら忙しながらも
梅酒やら梅シロップやらを
楽しそうに漬ける母。
私はもっぱら消費するのが専門で、
自らやってみようなんてあんまり思ったことなかったな。
(梅干しだけはなんとなく興味があってやりましたが)
ぞれが結婚して出産した位でしょうか。
青梅が出回る頃になると
ごく当たり前のようにいそいそと梅を入手し、
梅シロップやら梅酢やらを漬けるようになったんですから、
子供のころからの記憶というか体験ってすごい。
娘と一緒に梅しごと
今年は娘にも参加してもらって梅のヘタとりを。
ヘタをとるのは難しくないので、
小さいお子さんがいらっしゃる方にもおすすめです。
自分がつくった意識もつよいので、
毎日、「梅シロップできた?」「みせて!」と言ってきます。
伝えたいことは毎日の暮らしの中に
いつか彼女が大人になったときに、
こんなことを思い出して、
「梅しごと」をするのかな?
日々は忙しくてあわただしくて、
あっという間に過ぎ去っていくけれど、
子供たちに伝えたいことは、
毎日の暮らしの中にあると思っています。
どこか特別な場所に行かなくたって
(もちろんそれはそれで素敵だけれど)
日々のなんでもない営みの中で
深く心に残っていることってたくさんあるから
自分自身が「今」を楽しむことが大事なのかもしれません。
それが、例えば今回の「梅しごと」だったりするのかも。
今年の我が家の梅しごと
ちなみに今年の梅仕事は以下の通り。
去年漬けて大活躍だった梅酢を梅4kg分。
小梅干し 1kg
梅シロップをそれぞれ、
青梅+氷砂糖
完熟梅+氷砂糖
青梅+はちみつ
と3パターン1kgずつ
ついでに梅醤油も少々。
ちょっと欲張りすぎたかしら?
これだけあればひと夏たっぷり楽しめそう。
6月のワークショップ
前置きが長くなりましたが、
6月のワークショップは「梅しごと」と題して
皆で梅シロップと梅酢を仕込み、
それぞれをお料理にどうアレンジするか、
そしてもうすぐ迎える夏を前に
(すでに暑い日もあったりしますが)
ちょっと涼やかさを感じられる器をご紹介しました。
次回は実際のワークショップのレポートをします!!