鮎ごはん① ちょっと贅沢に土鍋炊き
大人っぽい魚、鮎。
おいしい魚はたくさんあるけれど、
なぜだか鮎には特別な感じが漂います。
昔、天ぷらやさんで食べた三河湾の稚鮎。
職人さんがそれはそれは大事そうに揚げていましたっけ。
うやうやしくいただいたその味は、甘みとほろ苦さ、
そして独特の香りが感じられ、とてもおいしかった。
そしてそんな複雑な味をおいしいと感じられるなんて、
自分の味覚がちょっぴり大人になったこともうれしかったです。
そう、鮎は大人な魚なんだと思います。
鮎がおいしく感じられるようになったら一人前といいますか。
鮎には粋だとか風情だとか情緒みたいな言葉が良く似合う。
例えば昼下がりのすいた蕎麦屋でひとり
日本酒と板わさで軽く1杯やって・・・
がかっこよく決まるような大人によく似合う魚だと思います。
そんな大人な魚、鮎は本来川魚ですが、小さいころは海で過ごし、
5月位に川へもどっていくそうです。
ちなみに川へ戻る前の海での鮎釣りは問題ありませんが、
川へ戻って鮎釣りが解禁になるまでは河口も含めて禁止だそうです。
「鮎解禁」季語になりそうな言葉ですね。
旬の鮎で土鍋ごはん
そんな川へ戻って大きくなった鮎は6月から8月位までの間が旬です。
スーパーでも鮎、見かけますよね。
天然ものの鮎でなくてもおいしいものです。
(そりゃできれば天然がいいですが)
今回はその今が旬の鮎を使って土鍋で鮎ごはん炊いてみました。
簡単でとってもおいしいです。
明日はレシピをUPしますので、
是非ご自宅でもつくってみてくださいね。
鮎を焼いてごはんを炊くだけなのに
なんだか贅沢なかんじがるするから不思議です。