アートの効用 -楽園としての芸術展@東京都美術館-

東京都美術館で開催されている
「楽園としての芸術展 Art as a Heaven of Happiness」
を観てきました。

それは商業的につくられたものでなく、
(それが販売されれば商業的につくられたということになるかも
しれませんが、制作においてはそういうことはないのだと思います。)
流行りすたりと無関係にただそこにあるもの。
そういうものにふれると安心するのかな。
自分にとっては民族音楽を聴くのと同じような効用があります。
とても惹かれるもののひとつです。
 
この展示はアトリエ・エレマン・プレザンと
しょうぶ学園という2つの施設で制作された
作品の展示なのですが、
作られたのは両方ともいわゆる障害者といわれる方々です。
(大きなくくりで「アウトサイダーアート」と言われる分野です。)
 
全ての表現に対して「こうあるべき」を取っ払って、
心のかたちを色鮮やかな色彩や様々な形にあらわすとこうなるのかな。
うーん、もともと絵心もない自分には絶対描けないけど。
 
こういったアートをみていていつも思うのが、
アートってそれ自体が必要不可欠ではないのだけど
(裏をかえせばアートがなくても死ぬことはない)
もし世界にアートがなかったらとてもさびしくて
寒々しくて、居心地の悪いものになるだろうな。
 
みるととても心があたたかくなる。
そんな優しい気持ちが知らず知らずよい循環となって、
世界がもっと平和で美しくなればいいな。
それこそがアートの効用(のひとつ)だと思います。
アトリエ・エレマン・プレザンを主催されている方々の
制作を見守る姿もとてもよかったです。(制作中の映像もみられます。)
 
この展示は期間中2回まで入場できるようなので、
また行きたいと思います。
こんな時は家から美術館が近いと便利ですね。
 
来たる芸術の秋。上野の山でも色々な催しがあるみたいですし、
のんびり散策するのもおすすめですよ。
 
 

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