仁城義勝さんの入れ子椀でぜんざいを食べる
もうかれこれ10年位前購入した仁城さんの入れ子椀。
長年漆を紹介されている茗荷谷のスペースたかもりさんで購入しました。
(ここのギャラリーの舌には一幸庵という私が東京で一番好きな和菓子やさんがあります。
ここの上生菓子は絶品。ここのお菓子についてはいつか記したいなと思ってます。)
岡山県で制作されている仁城さんはとっても材料を大事にする方で、
極力廃材をださないようにモノづくりをされています。
この入れ子椀はそんな考えを最も反映させた器かもしれません。
大小のお椀と1枚のお皿からできていて、
極端にいれば、これだけで1度のお食事ができる。
仰々しくない普段使いできる漆の器です。
漆はなかなか高価で簡単に手が出るものではないですが、
いい漆の器はやっぱりとても心地よいものであり、
かつ一生もの言っても言い過ぎでないので、
是非気に入ったものをみつけてほしいです。
お店でも、いつか漆器をご紹介したいです!
それはさておき、先日は鏡開きでしたね。
(地域によって鏡開きの時期は違うようですが)
自宅では鏡餅を飾ったりもなかなかしなくなりましたが、
昔から鏡開きには小豆を煮てぜんざいをつくっていました。
お餅は飾ってないけれど、この時期にはぜんざいが無性に食べたくなります。
仁城さんの入れ子椀(一番おおきいもの)にいれて本日のおやつ。
一番大きいものはたっぷり入るので、うれしい。
寒い日には温かいあまいものが身にしみます。
(湯呑みは袖師窯の花絵湯呑)