現在、作家の村上春樹が皆さんの質問に答える、
「むらかみさんのところ」が期間限定でオープンしていますね。

 
村上春樹といえば、ここ毎年ノーベル賞にノミネートされたり、
日本を代表する作家として、誰もが知る存在になりました。
（私がフランスにいたときもかなりの著作がフランス語訳されていました。）
村上春樹は好き嫌いがはっきり分かれる作家のひとりだと思います。
でもここ20年位村上作品を読んできて（最近のはあまり読まなくなりましたが）
やっぱり村上春樹の小説には、物語があるし、
出たばかりの新しい小説を抱えてわくわくしながら
どこか手近な喫茶店に飛び込んで夢中でページをめくる、
なんてことは人生においてささやかだけど確実に幸せなことだと思うのです。
（村上氏の言葉を借りれば「小確幸」ですね。）
誰がなんて言おうと。（←村上春樹風）
 
小説もよいのですが、
繰り返し読んでも飽きないエッセイもやっぱりいい。
アメリカ文化や音楽、映画など、
色々なことに影響を受けたと思います。
（ちょうど熱心に読んでた時期も影響を受けやすい時期だった）
 
色々なエッセイを読みましたが、
私は過去に行った今回と同じような企画の
村上春樹に質問をぶつけたものをまとめたもの（3部作）が
特にお気に入りで、時々ぱらぱらとやっています。
「そうだ、村上さんに聞いてみよう」

「ひとつ、村上さんでやってみるか」

「これだけは、村上さんに言っておこう」

読者からの様々な質問に（本当に様々！！）
ときにはマジメにときにはしょうもなく答える村上さん。
読んでいて面白いし、多少ためにもなります。
小説は苦手な方にもこれはひそかにおすすめです。
 
今回も名前は大きくなっても、質問に答える村上さんは、
村上朝日堂シリーズを変わっていない気がします。
（ただ、今回はメール数がかなり多いようで、
回答があっさりしている気もします。）
 
今月いっぱい質問を受け付けているようですよ。