1.置いておくだけでも絵になる器
基本的に食器というものは料理を盛り付けるものだと考えていますが、 ただそこにおいておくだけでも絵になる器というのもあります。
田鶴濱さんのこの面取り鉢はちょっと棚の上においておくだけで素敵。
可憐な野の花なんかを活けてもいいですね。
食器として使うのももちろんいいけど、
こうやってお気に入りの器をちょっと飾ってみるっていうのも
毎日の暮らしが豊かになることだと思います。
2.鎬の文様もこの器の味わいどころ
この鉢には鎬という技法で文様がつけられていて、
この文様があるからこその器の魅力があります。
この鎬も焼物の世界ではよく使われる技法のひとつなのですが、
作家によって全く違った雰囲気になる装飾のひとつ。
まぁ、良く考えれば当たり前なのですが、
田鶴濱さんのこの鉢の最大の魅力のひとつが
この文様だと思います。
大きさは2サイズありますので、
どちらかでも、揃えてみても、どちらも素敵です。
3.贈り物にもおすすめです。
自分のお気に入りを大切なあの方にも。
「うつわ、ごはん、暮らしのそうこ」では、
プレゼント用の包装も承っております。
また、単品でプレゼントを希望される場合、
簡易ラッピングであれば無料にて承ります。
4.どんな器なんでしょう?
時代の洗礼をうけたかのような、骨董のような存在感、佇まい。
田鶴濱さんの器全体を通じていえることですが、
どれも真新しいというよりずっとそこにあったかのような雰囲気をもっています。
釉薬だけでも他にはない雰囲気を醸しだしていますが、
鎬の文様が更に重厚感をだしています。
存在感の大きな鉢なので1つあるだけで食卓がぐっとしまります。
色はマットな黒でところどころ少し緑がかったグレーがみえます。
柔らかな粉引とは対照的でこちらは男性的な硬質感がかっこいい。
使うほどに艶がまし育っていく様もお楽しみいただけると思います。
ずっと大事にしたいと思える器だと思います。
5.作家さんについて ―田鶴濱守人さん―
作り手は愛知県半田市にて作陶されております田鶴濱守人さん。
はじめて手にするその時から既にとても使いこんだ佇まいが印象的な田鶴濱さんの器達。
そんな長い間誰かに愛されてきた骨董のような器達には
うまい酒と肴がよく似合うと思います。
男っぽいかっこよさが漂う器です。
以下田鶴濱守人さんのリーフレットより
古道具・石ころ・李朝の雑器・・・
使う・晒す・そして少しの豊かさ。
生活の音・夕焼の陽光・海の暗さ
掌・柔かさ・寂しさ・・・
生まれる・出会う・死ぬ。
時代に流されたもの、それは表面的に映ります。
表面を形作るのではなく、
かたちの根っこ=僕の想いを確認しながら
人に添うかたちを表現したい・・・
いつもそんなことを考えています。
(Profile)
2000年 多摩美術大学大学院油絵学科修了
愛知県美浜町に移住、独学で焼物を始める。
2004年 東京「魯山」で初展示。
以降、東京・大阪・名古屋・福島・奈良・大分などで個展
2006年 愛知県半田市に工房を移し、築窯。現在に至る。
寸法・重量 | 径約18cm× 高さ約8cm 重量 約660g |
材質 | 陶器 |
その他 | 電子レンジ可/食洗機可(業務用不可)/オーブン不可 陶器は水分を吸収しやすい性質がございますので、 お使いになられる前に水にくぐらすことをおすすめします。 食品の色やにおいが染み込みにくくなります。 また、田鶴濱さんの粉引と刷毛目の器はぬか煮沸済ですので そのままお使いいただけます。 田鶴濱さんの陶器・半磁器には鉄粉や石はぜ、ピンホールがございます。 これは焼く前には見えない素地の中の鉄や石が表面にでてくる現象です。 原土を使うことでひとつひとつの表情が違ってきます。 そういった土の表情もお楽しみください。 |
この商品についてのまとめ
- 置いておくだけで絵になる器です。
- 存在感や佇まいがまるで骨董のようで素敵です。
- モノへのこだわりが強い方への贈り物にもおすすめです。