1.器の楽しみ方のコツ
器の楽しみ方のひとつが
まずは好きな作家を見つけること。
ひとりの作家さんでもかなり色々な釉薬や形、技法で器を制作されているので、
好きな作家を見つけたら少しずつ色々な器を手に入れてみると
自然と統一感も生まれて毎日のテーブルコーディネートが楽しくなります。
もうひとつは好きな色や形、技法を見つけて
作家ごとの違いを味わってみること。
ひとくちに例えば粉引といっても
作家さんによって全くちがった器に見えるので、
好きな色や形を見つけたら
色々な作家のそれをみてみるのも楽しいと思います。
そういう意味でこの刷毛目というのも千差満別で、
非常に面白い技法であり模様だと思います。
田鶴濱さんの刷毛目は大胆でのびやかな筆使いが
個人的にとても好きで、枯黄も黒錆もいいけれど、
甲乙つけるとしたら一番好きかもしれません。
ほら、置いておくだけでも絵になります!
2.田鶴濱さんの刷毛目を好きな理由
なんで田鶴濱さんの刷毛目を好きなのか。
答えはとてもシンプルで料理がおいしそうに見えるから。
さっと簡単につくった和え物も
ことこと煮込んだ煮物もこの鉢に盛り付けると
とてもおいしそうに見える。
生活の中で使う器にとって やっぱり色々な料理を盛り付けたシーンが思い浮かぶということは
とても大事なことだと思います。
そういう意味でこの刷毛目は文句なくとてもよい器です!
3.贈り物にもおすすめです。
自分のお気に入りを大切なあの方にも。
「うつわ、ごはん、暮らしのそうこ」では、
プレゼント用の包装も承っております。
また、単品でプレゼントを希望される場合、
簡易ラッピングであれば無料にて承ります。
4.どんな器なんでしょう?
時代の洗礼をうけたかのような、骨董のような存在感、佇まい。
田鶴濱さんの器全体を通じていえることですが、
どれも真新しいというよりずっとそこにあったかのような雰囲気をもっています。
6寸鉢ってちょうど煮物なら2~3人分位。
和え物であれば4~5人分位盛り付けられます。
無地の器の中でこういった模様の器があると変化がつけられていいです。
深さもちょっとあるので、
汁気のあるものもばっちり使えますよ。
ざらっとした土の風合いが強い素地に
大胆に描かれた刷毛目模様。
刷毛目も作家さんによってこうも違うのかと思う技法のひとつですが、
大らかで男性的な田鶴濱さんの刷毛目はとてもかっこいいいです。
使うことで更に味わい深くなるので育っていく器を楽しめるのもうれしいところ。
ずっと大事にしたいと思える器だと思います。
5.作家さんについて ―田鶴濱守人さん―
作り手は愛知県半田市にて作陶されております田鶴濱守人さん。
はじめて手にするその時から既にとても使いこんだ佇まいが印象的な田鶴濱さんの器達。
そんな長い間誰かに愛されてきた骨董のような器達には
うまい酒と肴がよく似合うと思います。
男っぽいかっこよさが漂う器です。
以下田鶴濱守人さんのリーフレットより
古道具・石ころ・李朝の雑器・・・
使う・晒す・そして少しの豊かさ。
生活の音・夕焼の陽光・海の暗さ
掌・柔かさ・寂しさ・・・
生まれる・出会う・死ぬ。
時代に流されたもの、それは表面的に映ります。
表面を形作るのではなく、
かたちの根っこ=僕の想いを確認しながら
人に添うかたちを表現したい・・・
いつもそんなことを考えています。
(Profile)
2000年 多摩美術大学大学院油絵学科修了
愛知県美浜町に移住、独学で焼物を始める。
2004年 東京「魯山」で初展示。
以降、東京・大阪・名古屋・福島・奈良・大分などで個展
2006年 愛知県半田市に工房を移し、築窯。現在に至る。
寸法・重量 | 径約19cm× 高さ約5.5cm 重量 約385g |
材質 | 陶器 |
その他 | 電子レンジ可/食洗機可(業務用不可)/オーブン不可 陶器は水分を吸収しやすい性質がございますので、 お使いになられる前に水にくぐらすことをおすすめします。 食品の色やにおいが染み込みにくくなります。 また、田鶴濱さんの粉引と刷毛目の器はぬか煮沸済ですので そのままお使いいただけます。 田鶴濱さんの陶器・半磁器には鉄粉や石はぜ、ピンホールがございます。 これは焼く前には見えない素地の中の鉄や石が表面にでてくる現象です。 原土を使うことでひとつひとつの表情が違ってきます。 そういった土の表情もお楽しみください。 |
この商品についてのまとめ
- 大胆で力強い刷毛目の鉢はテーブルの良いアクセントとなります。
- 存在感や佇まいがまるで骨董のようで置いておくだけでも絵になります。
- モノへのこだわりが強い方への贈り物にもおすすめです。