黒と白。作家の数だけ違う世界がある

色としては最もベーシックだと言える黒と白。
対極にあるこの二色ですが、
色彩を考えるうえで
この二つのチョイスが用意されているシーンも多いかと思います。
うつわにおいてもそれは同じこと。
戸塚さんは黒と白のうつわだけをおつくりですが、
二色は真逆の色でありながら、異なる雰囲気がありません。
ひとくちに黒と白といっても作家さんによって全く違う表現だから、
色をテーマにうつわ選びをしても全く飽きることがないのかもしれません。

こちらのマグカップからも戸塚さんの作品全体に言えることですが
きりりとした端正な佇まいを感じます。
男性的とも女性的ともいえる
かっこよさが本当に素敵です。
日々のほっとする時間にそばに置いておきたいマグカップだと思います。
 

作家さんについて ―戸塚佳奈さん―

北海道小樽市で制作されています。
略歴
2005　沖縄で工房勤務
2007　現在の地（小樽市）に築窯　独立する。
2010　作家活動を開始
　 小樽の古い街並みのようなノスタルジックな雰囲気、
北海道の冬の日のきりりとした冷たさとふわふわの白い雪、
・・・・そんな器を作りたいと思っています。
　　ー戸塚さんのwebsiteよりー